事業年度とは、会社の財務状態を明らかにするために会計の単位とする期間をいいます。
一般的には、1年という期間で決算期が定められています。
では、具体的にどのように区切ったらよいでしょうか。
上場企業のほとんどが3月期決算としています。ただ中小企業の場合は、3月にこだわらず、売上が一段落したところを決算期にする方がよいと思います。
また、消費税の免税期間をなるべく長くするように決算期を選ぶという方法もあります。例えば、設立日から6ヵ月の期間の売上高や給料支給総額が1000万円を超えないときには、なるべく1期目を1年に近づけた方がよいです。これにより、約2年間は消費税の免税事業者となります。また、上記金額が1000万円を超える場合には、1期目は7ヶ月以下とした方がよいでしょう。これにより、1年と7ヶ月以下の期間が消費税の免税事業者となります。